アルコール依存症 シンプル実践編 柔性と剛性

アルコール依存の方の片麻痺の方の介入を通じての学び。

 

まあ、今までも何ケースか体験していますが、まあまあ難しいです。

アルコール依存歴長すぎて、病気の発症前から

椅子に一度座ったらそのまま半日過ごしてしまう。

 

最初は、同じ姿勢で居続けたら、臀部の圧が同じところにかかりすぎて

痛い、いづいと気づく。

なんとかゴソゴソ動く。  

このレベルなら床ずれにはならない。

 

でもそのうち、筋力も廃用的に低下して動くのも面倒になる。  でも、お尻痛い。

円背にしてる背中が伸長され過ぎて痛い  

 

 

すると人は身体を固めて緊張します。

すると、身体もバカになって、痛いんだかなんだかわからなくなります。

 

 

そうやって、クニャンクニャンかつ

身体中棒人間の身体の状態が出来上がってしまいます。

 

 

 

アルコールを分解する時に発生する酵素が、身体の筋肉の細胞を壊してしまうよう。

 

それからずっと同じ姿勢で居続けてしまうと

皮膚、肉のズレがないわけなので

圧縮されて、肉が圧挫して痛くなる。

 

こうなってきたら、もう皮膚、肉のズレを

起こそうにも

適応応答するまでにも時間がちょおかかります。

 

それでも待つのです。

待っていくと身体の部分部分丁寧に見ていくと、廃用で全身動きが硬くなってきているのに

まだ肉の性質に柔性があるところと

ナンジャコリャと剛性の高い所が存在する。

 

多分、スキルアップコース出ると理解がより深まるのだろうけど、

丁寧に臨床をこなしていけば、これはものに出来そうな手応えを感じる。

 

 

とにかく、皮膚、肉、骨の関係性や

弾む動き  膨らむ動き、捻れる動き

前後の関係を駆使していきました。

 

あ、それから一番重要だったのは

シーティング。

楽に心地よく過ごせる快適車椅子の背もたれは工夫しました。

ちょっと背中のクッションの当て方を変えるだけで、

ほんとに適応応答は変わります。

 

表情も変わるしゴソゴソ動いてくれるようになりました。

 

背もたれのたわみを使って前後の関係も利用できるようになってきた。

 

 

いろーんなことやっててほんとに大発見は

どんなに肉が硬くて伸び縮みしなかったり

肉の細胞が壊れているところがあったとしても

肉の小さな小さな細胞レベルとかわからないけど小さな応答を積み重ねていけばそれが繋がり

パーツとパーツの関係性が気づかれていくこと。、

多分これが本当のテンセグリティ構造。

 

脳の司令を感じて適応応答しているというよりも先に細胞レベルで身体自身が反応しているものを拾っているのか??

 

ようわからんけど、奥が深くて楽しい。

 

また実践の積み重ねだな!!

 

 

 

 

 

 

 

肉の伸び縮みなんかクニャンクニャンで、弾性がないし