再考しよう。 ファシリテーションとは?

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遊具を登っている我が子と支援するわたし。

 

私は子供が安全に、斜面を登ることをしえんしているつもりです^^

 

しかし、

私が、子供の登るという行動により、pfcが

ファシリテーションされています笑

 

子供は、この後

滑り台を一緒に滑りたいという目的のためにこの斜面を登るという促通手段を使っています。

 

 

ファシリテーションというのとは日々の生活はもちろん、臨床現場でも使われています。

 

 

会議などの場面では、

ファシリテーション(facilitation)とは、人々の活動が容易にできるよう支援し、うまくことが運ぶよう舵取りすること。集団による問題解決、アイデア創造、教育、学習等、あらゆる知識創造活動を支援し促進していく働きを意味します。その役割を担う人がファシリテーター(facilitator)であり、

会議で言えば進行役にあたります。

進行役は、舵取りをしますが、

実際に問題を解決していくのは、会議に参加しているスタッフのみんなということになります!

 

では、理学療法という臨床現場に置き換えると??

 

 

 

主に脳卒中の方を相手にしていますが、

 

神経生理学的アプローチの中で言われている

促通とは、

神経及び筋骨格系を再教育することを目的としています。

 

本人自身が能動的に自己教育できれば良いのですが、教育or矯正になってしまっていないか?

注意が必要です。

 

促通は患者が慣性に打ち勝ち機能的課題を始め、継続し、そして完了するという、能動的な学習プロセスの一部と書いてあったりもします。

 

この表現だと少し良いかな?と思うけど、文章が難しいな。

 

 

 

行為を容易にするために、

今この瞬間の自分の状態をまず知ること。

 

行為の最中に入力されてくる感覚と固有感覚を受け取り、

多様な運動パターンの中からより楽な動き方を自ら発見できること。

 

そのものが本人自身が日々行っている促通になります。

 

皆忘れがちなのは、

自ら促通を日々行っていること自体に気づいていないようです。

気づけば皆変われるんだけど。

もしくはちっちゃい変化を認識していないことも多いです。

 

 

促通手技を用いて他動的に神経筋が一時的に

活性化されれば

その瞬間のやりたいことは一度楽にできるかもしれません。

 

 

が、他人の手がなくなれば、また出来なくなる。

次の日には戻ってる。ってなりますと

また出来たことができなくなる。

一人ではやっぱり出来ないんだと

思い知らされることになるかもしれない。

 

であるならば、自分は

治療者よりも!

ファシリテーターになりたいものです。

そして、必要に応じて、必要最低限な支援ももちろん必要になるでしょう^^

 

 

対象者が上手く事が運ぶように舵取りをするのですが、方向付けをした上で、

どの道を選ぶか決めるのは本人次第なのです。

 

 

 

セラピストは、

難しすぎず、簡単すぎない文脈を用意する事。

 

多様な運動パターンの比較をすることが容易で楽な状態、空間を提供すること。

必要に応じた制約や重力場を作ること。

 

変わっていることを認識してあげること。

共有すること。

 

これだけで、結構みなさん変わります!!

 

 

ハンドリングや言葉の指導が過度になりすぎて

本人の主体を奪ってしまうと、

学習の効果は大幅に減少してしまいます!!

 

 

普段から様々な文脈により、心も体もファシリテーションされています。

それに気付ければ日常の色んなことがなんと楽しいことか(^^)

気づけるかどうか?は自分次第!