揺れは止める必要がない。その弐

 

 

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こちらは、24か月からしか乗ってはいけない、

子供は1歳4か月。  ほぼ24か月です。笑

デパートのアンパンマンゴー。

合えて不安定な座席で、身体を揺らしもらいながら、組織化を試みています。

すいません。そんなこと意図していません。

ただただ、子供がこれに乗りたくて仕方がなかったのです。

良いお父さん・お母さんはマネしないでください。

快適さ安全さは、父が見守っていましたので。安心

 

してください。

でもマネしないで下さい。笑

 

めっちゃ揺られながらアンパンマンゴーにのった後は・・・

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めっちゃバランス良くなってました笑

 

 

 

前回は、脳幹梗塞の失調の方に対して
自分が良く行ってしまう 疾患を理解するための分析。
相手を知ろうとしていない自分の傾向を戒めることを記載!!

前回記事はこちら。
nobulog.hatenadiary.jp

 

今回は、その続きとして

では揺れに対してどう関わったか??についてです。

 

私→

この身体の揺れが起きていることをどう思いますか??

 

ご本人→

すごく怖くてやっとその揺れを止めることができるようになったんです。

 

私→

どうやって止めているんですか??

 

ご本人→

全身に力を入れれば何とか止められんです。

揺れが起きなければ落ち着いて自分の身の周りのことができるようになったから、

前よりはかなり楽になりました。

 

 

 

 

ここまでのやり取りだけ見てもこの人はこんなに身体を力を入れていていかにも大変そうなのに、なぜ楽だと思ってしまうのか・・・

語弊を招く恐れがありますが、 

非常に興味があったのです。 

ご本人にも言いました。

不思議じゃないですか??こんなに力を入れていて、プルプル震えているのに、楽だと思ってしまうなんて!!と、

二人でこの謎について楽しみながら探究を試みました。

 

果たして揺れを止める必要あるのか・・・・??

 

 

息をこらえながら全身同時収縮様に力を入れていかにも楽ではない動きをしている。床に足を打ち付けるようにしながら、両手もパラシュートのように開いて歩いています。 

 

感覚障害はそれほど重度でないのに、全身に力が入るとこれ程までにも自分の動き方を認識することが難しくなるものか??

 

と思いました。

 

 

身体のどこが揺れてる??

 

その揺れは本当にコントロールできないほど揺れてるの??

 

揺れても戻ってくることできる??

 

あー戻ってき過ぎたねー。

でも快適にバランスをとれるようにこちらも構えてますんで、

おおいに揺れて下さい。

 

ご本人が怖がらない環境下の中で、少しずつ局所を動かしてもらいながら揺れながら

身体それぞれのパーツの揺れを感じてもらいながら

パーツごとの揺れをつなげていき、全体が少しずつ均一に揺れていけれるように

ご本人と探究。

 

揺れを感じる時のコツは

コツ骨が揺れるだけでなく、

無意識下で皮膚・肉までズレを受け取れるようにしてもらい

 

ご本人にはその揺れを感じている間、

息が楽にできたり、足の裏やひじ掛けに腕をのせてもらっている支持面と接触している

手足の質感が心地よいかは集中してもらった。

 

だいたい、手足の質感  末梢部位のセンサーが繊細になっている時には、

揺れは適度に全体に上手く波及していることが多く見受けられます。

 

 

とにかくご本人には、どの程度の揺れなら、快適さを保てるのか

認識できるように促すことを支援しました。

 

 

手足の力もわざと入れてもらったり、

     逆に抜いてもらったりしながら

どの程度の力を入れていてば、心地よいかも感じてもらいました。

 

 

たまに、比較がてらにわざとバランスを崩してもらった時に、

適度に身体が揺れていれば、

自然と身体は自己組織化し、一歩足が出てバランスを取りますし、

揺れ戻ることができるんです。

 

 

と探究を続けていくと、

 

私何だか身体のあちこち痛くなってきたわ。

おかしい!!と怒り口調で言われてきましたが笑

 

その痛みが出てくるタイミングと、揺れを無理に止めようとする自分自身で

自分の身体を損傷するように力を入れ続けている自分に気づくように

 

関わると、

 

その痛みは自分で作っているということに気づいてもらえました。

てか、少し余分な力が抜けてきた頃に痛みとして、

身体が自分自身に警戒メッセージを送ってきたんだよ。

 

やっと、危険センサーが元に戻ってきたね。

その時がチャンスなんだよ!!

 

ピンチと気づけている時こそ、実はチャンス!!

 

逆にこれだと揺れ止まるわ!!できたわ!!と思った瞬間に、

それ以上の発見は何もなくなってしまい、そのやり方はただただ習慣化され、

脳はそのうち心地よいと思ってしまう  穴ぐら星人の仲間入りになってしまいます!!

 

 

もっと相手を知りたいという欲求が深くなればなるほど、こちらが何かをしようとしたり、してあげたいということを捨てること。

相手がしていることをただただ受け取ってあげること。

それが、良い方法・悪い方法問わず、受け入れること。

違った発想を提案していきながら、一緒になって模索していくこと。

 

続けていけば、思いもよらぬ、ご本人の性格・家族との関係・日常生活におけるその人の価値観・既往歴にものっていないが身体を損傷させるようなエピソードが実はあったこと。

 

本当に発見が多い。

 

そのためには、良くしてあげるということを捨てること。

 

ただただ相手に興味をもって楽しくかかわること。

 

これ大事です。

 

 

 

このケースでの学びはさらに深く深くあったんです。

 

次回は!!!

その参手・足・頭の先っちょセンサーを働かせようです。

せっかく生えている手足・頭は目的に向かって転化できた方が良いですし。